2023年のこと 好きなバンドに出会った話

2023年のこと royalrepublicとの出会い編

 

 

去年の年が明けたくらいの文章を読み返すと、なんだか相当参ってたなというのが分かるのですが、なんだかんだFEエンゲージで盛り上がったりはしてました。

(そうそう、オタク関係のことだけ書いていきますね、私生活は色々あるような、ないような……なので)

それでもエンゲージに対する酷評を見かけて「なんだって!?」て心の中で憤慨していたり。今考えると、そんなに憤慨する事でもなかったんですが、どれだけ追い詰められていたかですよね。

SNSが、見たくないものが目に入ってしまう仕様になってしまっててつらかったり。それでいて、「見ない」という選択ができなかったり。自分は面白い二次が書けないって落ち込んだり、意味もなく心身の調子が悪かったり。まぁ、とても不調でした。あと心配ごとも色々あったから、不安も強かったな。ともかく自分がつまらない物に思えて、しょうがなかったんですよね。

 

そんな時に、3月の終わりだったかな?たまたまテレビでYouTubeを流しながら料理をしていたら、メタリカのバッテリーが聴こえてきて「お、メタリカのターン?」(家族がメタリカのチャンネルを見るからおすすめで流れてくる)と画面を見たら、赤いジャケットに真珠のネックレスを付けた男たちが演奏してて「え………?誰?」となったのがroyalrepublicとの出会いでした。

最初は「カバー上手いなこの人たち、フランツ・フェルディナンドみたいなバンドなのかな?」とか思いつつ、特に調べることもせずだったのですが、何度もおすすめで流れるから、ある日ちゃんと画面を見たんですよね。今考えたら、これが運命の別れ道だったと思います。その時歴史が動いた

歌っていたのは、私の二次元の好きなタイプと三次元の好きなタイプ、全てを兼ね備えてるような男性だったんですよ。こんな人いるの!?という衝撃が走りました。Xの本垢を消したから、今となっては振り返れませんが、あの時、私はちょっとどうかしている騒ぎ方をしていました。「名前も知らないけれど、結婚して!」とか呟いてました。アホ。

 

そんな出会い方をしたんだから、まぁ、他の動画も見ますよね。でもね、元々10代の頃からロックが好きだったけれど、色々あって距離を置いていたんですよね。だから、ハマる予感がするバンドを追いかけたりは避けてたんですよ。批評家やファンの界隈が苦手だから。だけどやっぱり好きなタイプには抗えませんでした。他の動画も見た、本人たちの曲も聴いた……めちゃくちゃ好きな感じの曲と上手い演奏とカッコいいパフォーマンス!

クールなベースになんかすごい気になるギター、びっくりするぐらいイケメンでめちゃくちゃ上手いドラマー、そして歌も姿もパフォーマンスもかっこいい、笑顔が素敵なボーカル。

もう完敗でした。ボーカルがお客さんにニッコリしたところで、もう後には戻れませんでした。

あなた達はだれなの!?

検索した!

日本語の情報が少ない!

英語の情報も取りに行く!

バンドの名前はroyalrepublic  ボーカルの名前はアダム。

彼らはスウェーデンのバンド!?

 

スウェーデンのバンドだと分かったとき、今まで通ってきた音楽の趣味が、好きだったものが脈々と自分の中に生きてると感じて、何とも言えない驚きがありました。自分が洋楽を追いかけるようになったきっかけは、ロクセットというスウェーデンのデュオで、本当に二人の歌が大好きで、10代の頃それはもう夢中になったんですよね。古いアルバムも買って、海外版のPVのビデオなんかも探して買ったりして、本当に大好きで。それからスウェーデンのポップスも結構聴いてたんですが、昔のロックのファンて、スウェーデンのバンドやポップスを馬鹿にする人が多くて、よく馬鹿にされてました。なので大人になってからは、あまり好きな音楽の話はしないようにしてたんですよね。

それだけではないんですが、ロックが好きでもファンやメディアから距離を置いていたのは、こういう人の趣味を馬鹿にする人がいがち、という理由もありました。

そんな大好きだった記憶と、苦い思い出のあったスウェーデンの音楽に、長い時を経てまた恋に落ちることになるとは。

そこからは、ともかくYouTubeで見られるPVやライブ動画を片っ端から見て、配信されている曲をしょっちゅう聴いてました。歌詞がふざけてたり真面目だったり、とんでもない下ネタだったりで面白いところも、好きになったところですね。

とあるアルバムが配信されているのがYouTubeミュージックだけだったのですが、そのアルバムを聴きたいがためだけに、YouTubeプレミアムに入会したという暴挙というか行動力。どうかしていたけれど、まぁ一過性のものだと自分でもどこかで思っていたんです……この頃はまだ。

ハマったばかりの頃はそういうものだと。

これはきっと長くは続かないものだろうと。

後に彼らのことをさらに知りたくなって、インタビューを聞いて、読んで、さらに大好きになることになるとは……まだこの頃は思ってもいなかったのでした。

この時点で4月末か5月頭くらいなのかな?忘れちゃったけれど、ただしっかりと覚えているのは、朝起きるのが楽しくなったのと、ドラマーが履いてるコンバースのハイカットが素敵だから、私も昔みたいにハイカットまた履こう!年齢は関係ないや!と、コンバースのハイカットを買ったことですね。元々大好きなものをまだ好きでも良いや!と、元気が出たのを覚えています。そしてここから、さらに色々な事が変わっていくのでした。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

私の知っているスウェーデンのアーティスト

 


*他のSNSに以前書いていたものです。

 

 

royal republicというスウェーデンのバンドにハマってしまい、いきなり大変な日々を送っている最近なんですが、これは沼というか恋に落ちたようなものですね。助けてくれ。

今までさして意識をしていなかった国、スウェーデンですが、よく考えたら、いくつか歌手やバンドを知ってるんですよね。

そんな訳で、知っているスウェーデンのアーティストを、PVのリンクとともにまとめてみました。資料的な価値や、布教の意図や効果はなんもないです。時代の順番はなんとなくざっくり新しいところから古いところへ。ジャンルもバラバラに振り返るだけ。

 

 


*ロイヤルリパブリック

今現在沼ってしまって大変な事になってるバンド。

去年の今頃は、こんな事になるなんて思ってもみなかったよ。彼らについて語り出すと、たぶん終わらないので一言だけ。

アダム、ハネス、ジョナス、パー、大好きだー

 


トミーガン

一番有名なヒットらしいこの曲(新参のファンなので……リアルタイムで分かってなくてすみません)、PVでは若いアダム(ボーカル)の魅力が爆発してます。ついでに監督のアダムへの劣情も爆発してる気がする(言いがかり)   打ち合わせなしにアドリブで撮ったらしくて、メンバーの雑な動きとアダムの困惑してる自然な姿が良い味出してます。

https://youtu.be/dhcGNN9r1D4?si=gh5-esKUqVnxQiMj

 


ブーメラン

楽しくて大好きなPV。バンドの良さが詰まってる。ライブではアコースティックギターとハーモニカだけで四人で合唱するんだけど、そのバージョンもすごく良いです。

https://youtu.be/9GukzX2wJlQ?si=D5OjMXtF6-jyarJu

 

 


アナ・リー

ほんとイケメンなのに、何かと出オチのパーさん(ドラマー)

照明はピンクでアダムは胸毛全開で、みんな無駄にムンムンしてて、全てが過剰で面白いです。良い歌なのに。

しっとりした歌詞の「実はそういう風にも聞こえる」という事実をコメント欄で知った時、下ネタすぎて笑いました。

https://youtu.be/FRg_clmvlE8?si=a9pES0pU0NN2Rdl-

 

 


フォロー ザ サン

シリアスな歌も良いんですよね。歌詞のほろ苦さも好きな曲。

https://youtu.be/6dXeFtIKRMk?si=HCwfhfok3uatSOqs

 


ともかくライブ動画が最高なので、興味がある方はライブ動画も見てくださると嬉しいです。

ほんと来日して欲しい……なによりの願いだよ。


今年のポーランドロックフェスの動画

https://youtu.be/tnyMviQCTEE?si=nPkysToeK6jTt-pc

 

 

 

 

*ソーレンス(ソレンス?)(綴りはSolence)

バンド名の読み方がいまいち分からないの、ごめん。ちょうどコロナ禍の真っ只中にSpotifyで出会ったバンドなんですが、曲がね、元気が出るんだよね。今年新しいアルバムが出てるけど、しんみりさせる曲も、スケールが大きい曲もあって良いです。インスタ見てたら、今夏はアメリカツアーをやっていたようで、なんだか応援する気持ちで夏の間インスタのアカウントを見てました。

なんせSpotifyの自己紹介的なところに(アー写とかあるとこ)

「Don't know why Spotify puts merch this low here but the links are below go buy some!!!!」

(リンクからなんか買うてや)

とか書いちゃってるバンドなんだもん、そりゃ応援するよ。

 

 

 

グッド ファ***グ ミュージック

コロナ禍中に見て、めちゃくちゃ元気出たPV

https://youtu.be/lDsNgdleih8?si=iYj2vAYHTQ-cDAmV

 

 

ブラックアウト

行って欲しいところに音が進んでいって最高に気持ち良い。

https://youtu.be/QJOxB9e9jpU?si=bx9eyOGdbSr9fMOB

 

 

レインダウン

スケールが大きい曲も良いね。

https://youtu.be/y6OtmqhgEZo?si=g-mMBt04mjkzVTwa

 

 

 

*トーヴ・ロー

曲は聴いたことあったけど、スウェーデンのアーティストだとは最近知ったよパターンその1

キム・ペトラスやAVA MAXを聴いてたら、Spotifyにおすすめされたのが出会いです。

曲もPVも独特の癖の強さがあって好きなんですよね。スウェーデンのアーティストだというのは、ほんと最近知ったよ。

PVがいつも凝ってて、時々訳わかんなかったりするのも含めてすごく良いです。一見レディーガガっぽい、割とよく見かけるアーティストに見えるけど、実はそうじゃないんですよね。今風の雰囲気の中に、なんとも言えないじっとりとした部分があって、かなり個性的な歌手だと思うな。

 

 


ノーワン ダイズ フロム ラブ

切ない話ではあるんだけど、よく考えたら割とバイオレンスとなかなかな特殊性癖……漫画のコブラ空山基さんのセクシーロボットを思い浮かべちゃう感じ。

https://youtu.be/CMWLX0KXwF4?si=XUzt9qr_gWnWKF7G

 

 

アイライクユー

90年代の日本のアニメを再現してて最高。キャラデザだけではなく、線やカットも当時の雰囲気で素晴らしいです。日本のアニメスタジオが作ったらしくて、納得の作りです。同じ曲のPVでカラオケが出てくるバージョンもあります。

https://youtu.be/_Pn5OyGgLiE?si=UhyJYDs6GqQK_QgU

 


こっちは同じ曲でカラオケが出てくるバージョン。閉じたまぶたにデカいアニメ目を描いてて、来日した時のレディーガガを彷彿とさせます。やっぱ日本のカルチャーが好きなのかな?それともレディーガガが好きなの?

https://youtu.be/Bysu5e0CT5U?si=Ld5SV2r-JUgQx9FI

 

 

 

 


リアリー ドント ライク ユー

ちなみにこちらのカイリー・ミノーグとコラボしてる曲では、カイリーがスナックみたいな所でカラオケを歌ってます。PV自体もカラオケの映像みたいな雰囲気で、スウェーデンって、割とカラオケが普及してるのかな?ちょっと気になるね。

https://youtu.be/AD1AZfCWX9w?si=2F2yd3gRV8nr0R1x

 

 

 

 

ハイヴス

曲は聴いたことあったけど、スウェーデンのアーティストだとは最近知ったよパターンその2

ロイヤルリパブリックがよく似てるって比較されてて、それでハイヴススウェーデンのバンドだと知った流れです。たしかに二つのバンドは、似てるっちゃ似てる所もあるんだけど(特にウィークエンドマンの頃のロイヤルリパブリックが、ハイヴスに寄っていってる感じ)、まじまじ聴き比べてみるとあんま似てないのよね……まるで水谷豊と根津甚八石橋凌石橋蓮司みたいな感じというか(私の中で2大似てるようで似てない例)。

ハイヴスも最近までPVを見たことなかったけれど、かっこいいね。

 

 

カウントダウン トゥ ショットダウン

このPV、専務あたりの地位の人が乱心してるみたいで、なんか笑っちゃう。オフィスの備品の感じが、ちょっと日本に雰囲気近いよね。

https://youtu.be/kvsfXeIZMtA?si=uPkEg4YxHsKf05iR

 

 

Bogus Operandi (From the Grave)

墓穴からこんにちは!である。

https://youtu.be/8shv_g6pcrk?si=OopMHZ6KgOjTS7eB

 

 

この歌ともスウェーデンとも関係ない話だけど、一時期カーリヤ(今年のユーロビジョンフィンランド代表)の最後墓穴にいるPVと、PVRISの墓穴に埋められてるPV、どちらも立て続けにYouTubeのおすすめに出てきてて、「墓穴リコメンド」に「どんなアルゴリズムなんだよ?」となりました。

「墓が好きなんだろ?」て言われた気分だったよ。別に好きじゃないよ。

 


ところで、ロイヤルリパブリックといいソーレンスといい、ハイヴスといい、まるで日本のアイドルのように揃いの衣装を着てるのは、たまたまこの三組だけそうなの?それともこれは世界的な流行りなの?もしくはスウェーデンの流儀なの?

まだサンプル数が三組なのでなんとも言えませんが、これからも注視していきたいところです。

 

 

長くなってきました。

この調子でまだまだ続きます。

諦めてくれ。

ここからは、かなり古い時代の話になってきます。

 

 

 

※エイス・オブ・ベイス

友達が好きだったんだよね。CDを貸してくれたなぁ。カセットやMDに録音して聴いてました。時代を感じるね。

それで、この文章を書くためにWikipediaを見てみたら、いろんなスキャンダルの顛末が書いてあって衝撃だったよ。なんとなく知ってる話もあったけれど、まさかそんな結末になってるとは思わないじゃん。あんま知りとうなかったわい。

聴いてた当時は「ひんやりしたレゲエ」ってイメージだったな。レゲエじゃない曲もあるんだけど、オールザットシーウォンツのイメージが強すぎるよ。

 

オールザットシーウォンツ

https://youtu.be/d73tiBBzvFM?si=3SWsCedkuOVqufeQ

 

 

 


カーディガンズ

ラブフールが有名なバンドだけど、私はカーニバルとマイフェイヴァリットゲームが好きです。カーニバルが収録されてる「ライフ」も、マイフェイヴァリットゲームが収録されてる「グランツーリスモ」も、どちらのアルバムもCDでよく聴いていたのに、PVを見たのは今回が初めてで、なんか自分でもちょっとびっくりしました。それだけ昔に聴いてたってことなんだろうね。ネットや音楽のサブスクが一般的になる前なのか………

カーディガンズがめちゃくちゃ流行ってたときは、スウェーデンのバンドってことで「おしゃれで可愛い」みたいな扱いだったけど(ライフの時は、まぁそんな感じもあるかな?)、今聞き返してみると、ニーナのボーカルは可愛い声ではあるけれど、毒のあるしっかりしたロックだよね。

よく聴いてたけど、メンバーの事はなにも知らないバンドだったりします。

さっきエイス・オブ・ベイスのいろんなスキャンダルの顛末を知ってびっくりしたから、なんか調べたくない気持ちもあるよ。守りたい思い出。

 

カーニバル

https://youtu.be/7bK5EPjGri4?si=L0LglUu8gQ2jwAlq

 

マイフェイヴァリットゲーム

https://youtu.be/u9WgtlgGAgs?si=9vsOT3YCuvyZ-ZBq

 

 

 

 

クラウドベリージャム

大好きだったバンドで、アルバムをよく聴いてました。クラウドベリージャムが好きだと言うと、よく「日本人が好きだよねえ」と、洋楽好きな人に鼻で笑われたりしたものですが、いいのよ、好きなんだから、わたし日本人だし。

何年か前に、スウェーデン住宅のCMにバンドが出演してたのを見た時は、本当に声が出ました。あれはびっくりしたわ。

ところで、アルバムの邦題が「雰囲気づくり」って、なんか洒落てる訳だよね。

 

エレベーター

知ってる人は知っている曲。やっぱ良いよね。

https://youtu.be/2FwOyWUrxyE?si=CjreofSxKVWVC_Bx

 

ディレクション スティル アンノウン

アルバム「雰囲気づくり」の中で一番好きな曲。

https://youtu.be/oui-PGXXO6Y?si=7tOekQFqEl1dEceZ

 

 

スウェーデンハウスのCM、クラウドベリージャムが出演してるバージョン、YouTubeでは見つけられなかったよ。

いたもん!クラウドベリージャムいたもん!?

(CMのことWikiにも書いてあったから、幻ではないはず)

 

 

 

*メイヤ

ある年代以上の方は、みんな一度は耳にしたことがあるかも。

実際メイヤの曲が、みんなが思うスウェーデンの、クリーンでさわやなイメージを一番体現してるのでは?と思います。スウェーデンのアーティストをいろいろまとめてたら、実際はみんな割と濃いというか、独特だよね。

翻って、スウェディッシュポップというくくりの爽やかなイメージは、実は幻だったのでは?という気がしてきます。

 

 

 

ハウクレイジーアーユー

名曲。今聴いても色褪せないよね。

画面のペールブルーがとても90年代。

https://youtu.be/tm4nY7I_rXg?si=FtgOWTzUn_z51k9D

 

 


ロクセット

ロイヤルリパブリックが今一番私の中でえらいことになってるバンドだとしたら、そもそもそういう事になる全ての始まりなのがロクセットです。

なぜならロクセットに出会って、日本語以外の歌を聞くようになったから。

多感な時期に大好きになったアーティストだったから、2019年に女性ボーカルのマリー・フレデリクソンが他界したのはショックだったな。ずっと長いことマリーが闘病していたのは知っていたけど、それでも胸に穴が空いたかのように悲しかったです。マリーが病に倒れてから、2000年代は活動休止してて、だけど2010年代に再結成して、途中2016年くらいに再び活動休止したけれど、その時はいつかまたマリーの歌声が聴けると思っていたんですよね。なんの根拠もないのに、そう信じこんでいたくらい大好きだったんだろうなぁ。

マリーは自分が思う理想の女性のアイコンというか、めちゃくちゃ影響を受けてます。

バラードを歌う姿が、美しく激しい、優しくてさみしい、静かな夜の女神のイメージなんですよね。

このイメージを作り上げる曲を作ったのが、相方のペール・ゲッスルなんですが、ペールは素晴らしいソングライターだよ。たまにペールのSNSを覗いたら、今も精力的に活動されてるから、そこは嬉しいよね。

気づいたら語りすぎてる。

ペールが引き継いでやってる最近のロクセットなんかの話は、別の機会に書こう。これは話の収拾がつかないやつだ。

余談ですが、ロイヤルリパブリックのパーが、マリーの話をしてるインタビューを見たとき、めちゃくちゃ共感しました。好きなアーティストが、自分の人生に影響を与えたアーティストの話をしている喜びというのは、言葉に言い表せないものがありますね。

 

 

ウィッシュアイクッドフライ

ロクセットには静かな夜のイメージの歌がいくつかあって、これはその中でもほんの少しだけ暖かさが感じられる歌というか。深夜にふと起きた時の世界の静けさみたいな、そんな雰囲気が美しいよね。

https://youtu.be/RBswiNn23RU?si=HgdyMx9vweFGmRjg

 


スリーピングインマイカ

満天ごはんのオープニングの曲です。歌詞が結構直接的なんだけど、PVも割とそんな感じ。ロクセットも満天ごはんも好きなんだけど、あの番組とこの歌の接点が見つからなくてちょっと面白いよね。ギターのリフがいい感じだからそれでいいのか?https://youtu.be/S5fn1DfqPfA?si=Z0ZTv8k5yO_KYbHC

 


ユードントアンダースタンドミー

ロクセットのPVで一番好き。

「あなたは私のことを理解してない」「分かってない」という意味のサビは、大人になると重い言葉ですね。

https://youtu.be/JcxFiVL_A4g?si=y5vZZuvtXF6z2Dpl

 

 

 

 


ファイアワークス

明るい昼間のロクセット。今見るとこのPV、ぐるぐる回って場面転換したりして、凝ってたんだなぁ。短い夏の輝きって感じ。

コメント欄がマリーへの追悼が多くて、読んでると心にしみますね。

https://youtu.be/EvpYdXjE0Rc?si=ke0XuH6juGcbqvSn

 

ロクセットは他にももっと有名な曲がたくさんあるんですけど、とりあえずこのあたりで。

 

追記2023年11月……JOY rideがテーマのミュージカルがあるらしくて、インスタで知ったんだけど、めちゃくちゃ興味があるよ。インスタやってて良かったなとなった瞬間。

 

 

以上、知っているスウェーデンのアーティストについてでした。とりとめのない文章に、長々とお付き合いありがとうございました。

ダイナー(や食堂)が舞台のPVまとめ

最近立て続けにダイナーが出てくるPVを見たので、個人的なまとめ。

 

 

 

Roisín Murphy - Let Me Know

 


https://youtu.be/qj1BNgz5Muk?si=selq6nEL4u-zTPZm

 


イギリス?の食堂で踊りまくる女性。ちょっと疲れてる感じが良いな。これは白昼夢なのかなんなのか?隠された文脈などはさっぱり分からないけれど、なんか好きです。お皿みたいな帽子が可愛い。

 

 

 

 

 

 

Gus Dapperton - Horizons

 


https://youtu.be/3uZ9i4QYRLo?si=6rANCA7RjdBgvyB0

 


アメリカ?のダイナーを舞台に不思議な事が起こってるけど、それがなんのことだか分からない。けどきっと何かすごく面白いアニメやドラマを、途中の回から見てるような感覚。「アマプラで配信されてますかね?これ?」て、つい聞いてしまいそうになる、そんな感じ。みんな衣装とメイクが一見よくありそうな雰囲気でありながら、細部がちょっと一味違うのが好きです。後半に出てくる指揮者風の人がめちゃくちゃ良いな。

 

 

 

Fieh - Fast Food

 


https://youtu.be/7p2Ep-04f1o?si=hrUoTj-Ac6e1MPA9

 


ノルウェーのバンドで、わたしも詳しくは知らないのだけど、曲が好きでよく聴いています。このPVはダイナーや売店、厨房で踊ったり歌ったりしてて、店の内装なんかが良い味出してるんですよね。場所はやっぱノルウェーなのかな?それとも他の国にロケに行っているのか?

悪趣味すれすれの食べ物の描写とか、雰囲気があります。このバンド、他のPVも悪趣味な部分とユーモアがあって、なんとも言えない感じが好きです。あとメンバーみんな演技が上手いと思う。

ダイナーの外観が出た時、外に小さくOpenの幟が見えるんだけど、のぼりがあるだけで急に日本ぽさを感じるのが不思議。というか、ヨーロッパでものぼり出したりするの?という驚きだよ。

 

 

 


Kylie Minogue - Padam Padam

 


https://youtu.be/p6Cnazi_Fi0?si=WH2EPeTYs9bTSsd8

 


ロケ地がイギリスなのかオーストラリアなのか、はたまたアメリカなのか分からないけど、まさにダイナーというイメージのお店が出てきます。

色合いが綺麗で、具体的に何かが描かれてはないけれど、解決しない系のサスペンス映画みたいな雰囲気です。赤が綺麗なのと、ただもうカイリーが美しいです。

スーパーが舞台の好きなPV まとめ

他のSNSに書いたものを転載しています。
ところどころ間違えてることもあるかもですが、薄目で見てやってくださいね。

 

 

1995 平井堅


結構ホラーな映像なので、苦手な方は見ないでくださいね。
「スーパーの店内で、平井堅の生首フィギュアと戯れるおじいさん」という、文字にしてもやばいけど、実際の映像も、狂気と気持ち悪さとほんの少しのユーモアが同居しているPVです。
しかし見てると、この生首フィギュアに対するおじいさんの姿に切なくなってくるというか、なんだか涙が出てきちゃうんですよね。たしかに狂気なんだけど、まごうことなき親の愛情というか……なにか切ないんだよ。わたし情緒がどうかしてるのか?
舞台となるスーパーが、また日本の典型的な「総合スーパー」という感じで、このスーパーの生活感が、おじいさんをただ不気味なだけで終わらせてないんだと思います。
スーパーは生活そのものなのだ。
もちろん、平井堅の歌も歌詞も音楽も最高です。




Never Gonna Not Dance Again P!NK


アメリカの田舎かな?郊外なのかな?のスーパーで、ローラースケートで力強くダンシングするピンク姐さん。
後半は、店内マイクで歌って、カートに乗ってみんなで大暴れ。
スーパーの中をローラースケートで疾走したいという気持ち……みんなあるよね?
思うに「カートやローラースケートで疾走したい」「店内マイクで歌いたい」「踊りたい」がスーパーでやりたいこと三大欲求なのでは?と思うのですが、他のPVでもいくつかやってるこの三大モチーフを網羅してるこのPV、さすがピンクだわ。
陳列されているカラフルな商品は、アメリカっぽいなぁという感じだけど、駐車場に食べ物の出店があって、みんな自分の車やそこらへんで何か食べてる感じは「日本の田舎のスーパーと変わんないんだなぁ」と、妙に感心したPVでもあります。




Every Summertime NIKI


マーベルのシャンチーがモチーフとの事で、私はシャンチーを見てないので、スーパーに関する事しか言えないのですが、広いスーパーの解放感や、ひんやりとした空気や高揚感が感じられて、好きなPVです。やはりここでも、店内マイクで歌い、カートは疾走し、スケボーは駆け抜け、そしてドローンが店内を飛び回る。浮遊感と多幸感があるこの曲と、ドローンからの映像が合ってて、見てて気持ちいいんですよね。普段絶対に見れないアングルから見るスーパー、すごく良い。なかなか日本では見かけない、スケールの大きい生鮮売り場も興奮します。
こちらの曲は、おじいさんが出てくるPVもあるんですが、これがまた良くてですね……そちらもおすすめです。めっちゃ良いのよ。






"The List" Moonchild


古いスーパーの人のいない時間帯に漂う、ちょっと神秘的な感じというか、何か別世界に繋がっているんじゃないのか?という気にさせられる雰囲気というか、そういう不思議な感覚が詰まってるPVです。
店内に自分だけしかいないような時に、なんかちょっと一瞬夢想したりしちゃうのは、アメリカでも同じなのかな?
バンドが演奏してる場所が、お酒のバッグヤードっていうのも、個人的にすごく好きなところです。スーパーのお酒売り場って、ちょっと他の売り場と違う華やぎがありますよね。
古いスーパーにありがちな、ちょっとノスタルジー入ってる照明や天井の雰囲気や、アメリカの商品のカラフルさ、出てくる女の子のファッションのおしゃれさなど好きなところは沢山あるんですが、別世界に繋がってるんじゃないか?と思わせる、スーパーマーケットの不思議な雰囲気に焦点が当てられているのが、一番好きなところです。
そして、やっぱり店内で踊ります。




Needs Tinashe


「スーパーで踊る」ということに特化したPV。レタスみたいな格好のティナーシェが可愛いのはもちろんのこと、ほかのダンサー達もみんなキャラクターが立ってて素敵なんですよね。もちろんダンスもめちゃくちゃ素敵です。ティナーシェのPV、毎回ダンスが最高なんですよね。
ダンスだけでなく、カートに乗って店内を疾走するという、スーパー系PVでのお約束もきっちりやっています。
あとレジの上に立ってのダンスも、披露してくれています。そう言えば、レジのベルトコンベア(コストコにあるようなやつ)に乗って踊るのは、昔マドンナがジャスティン・ティンバーレイクとやってたような。レジ台があれば乗りたくなるのがダンサーのサガなのか?
スーパーの雰囲気が、郊外のちょっと大きめの24時間スーパー感があって、こういう雰囲気ってやっぱ日本とアメリカ、共通点があるのかなぁ?とか感心してみたり。
ティナーシェのレタスルックだけでなく、他のメンバーも何か他の商品の色合いっぽい格好をしているので、ティナーシェ達はスーパーの妖精なのかな?とか、勝手に考えています(スーパーの妖精とは?)
だって最後さ、自動ドアは開くけど、みんな退店しないんだもんね。

2022年の終わりに書いてた文章

2022年を終えるにあたって、自分のこと。

 

ここ一年の世の中のあれやこれやで気弱になってしまったのか、とても過去のこと、とりわけ生まれ育った場所のことを知りたい、思い出したいという気持ちが大きくなりました。家族との関係は良好で、教育環境住環境も悪くなく、暮らしてた地域も、田舎特有の問題は多少あれども暖かい場所でした。それでも子供の頃から10代の途中まで、集団の中で何か浮いてしまって、人とのやり取りがおかしな感じになってしまう自分が嫌で堪りませんでした。嫌だと思っているのに、馴染み切ることも我が道を行く事もできず、早くこの町から、土地から、出て行きたいばかりでした。実際、進学や仕事に就くことによって、実家に暮らしていても、地元のコミュニティにはほぼ関与しない生活を送ることになるのですが。その後本当に別の土地で生活をすることにもなり、現在に至ります。

良い思い出も嫌な思い出もたくさんある故郷。若い頃は自分は絶対にノスタルジックにここを思い出したりはしないぞ、と思っていたのですが、コロナ禍で気持ちが弱ってしまったのか、あの町のことを振り返りたくなるんですよね。うんざりしてた日々の事を懐かしく思うなど、これは弱気になったというかほぼ老化だと思います。「自分はこんなものじゃない、この場所が許せない」と思うのも、気持ちのしなやかさがあってこそのことです。自分はそういう何かを認めないぞ!という不満な事を跳ね返す気持ちが「今は」枯渇しているのか、それともずっとこのまま、丸くなったというよりはただ気持ちが磨耗してるだけの状態が続くのか、どうなるのかは分かりませんが、どちらにしろ弱ってしまっているな、情けないなという気持ちです。

とは言え、帰れるのなら帰るのか?と聞かれれば、帰らないだろうなという気もします。例え帰ったとしても、きっとそこは私が育った町とは変わってしまっていると思います。でもそれで良いんだと思います。

時々思い出すけれど、昔の様子を調べるけれど、その町と同じものは、もうこの世には存在しない。中心街はシャッター街どころか、区画整理されて新しい道や建物が出来ている。だけど今住んでいる人達は、それで快適に暮らしている事を知っている。時々尋ねて帰るのは、心の中だけにある、あのつまらないけれど希望だけはあった町。それでいいのです。

「モリアーティ」 アンソニー・ホロヴィッツ  感想(ネタバレあり)

以下、ふせったーに書いていたものです。
 
アンソニーホロヴィッツ「モリアーティ」感想(ネタバレあり)
 
話としては面白かったけど読後感は最悪でした。ワトソンが詳細を書いてない人なのを良いことに、そこまでして良いのか?という気になっちゃったよ。最後の最後に二次創作ではなく、
作者の作家としてのエゴというか、自分の小説世界にしてしまおうとする「自我」がバーン!て出た感じなのが、結末の後味の悪さと相まって読後感が良くなかったよ。
いや、バリバリの売れっ子のプロの作家の方のほとんどオリジナルな小説なんだから、そうなって当たり前ではあるんだけど、ホームズが好きな人間はやっぱりあの世界を借りてくるとなると「二次小説」として読んじゃうんですよね。二次作品、何をやっても構わないとは思うけれど、作品の根幹を否定したり、その作品の世界観へのリスペクトが感じられなかったり、設定をエゴイスティックにいじってるって感じてしまったら、「地雷です」てなっちゃうんだよ、厄介なファンだから。
うーん、これはホームズのパスティーシュとしなかった方が良かったのでは?とはなるな。話は面白かっただけに。
せめて警部の結末が、原作でもこちらの作品と符号する部分があればなぁ、まだ許せたけれど。ワトソンが詳しく書いてないのを良いことに「あれ」をやるのは、ちょっと違うのではないかと。あと、あんなことが起こってたら、レストレイド警部が真相は知らなくても原典で言ってるやろ、なんか、てなるんだけど、それもワトソンが書かなかったで説明つくしなぁ……いや、全部それで説明つくからこそ、そこに逃げてほしくなかったんだよね。
「絹の家」が絶妙なバランスで二次小説してただけに、ちょっと期待外れな読後感でした。
結末が後味悪いのもあるけれど、やっぱ原作に対する扱いだよな。一番もやつくのは。
読者はなにもホームズとワトソンだけが守られればオッケーというわけじゃないんだよ、作品を愛してるってことはさ。
 
以上が、読後すぐにふせったーに書いた感想です。
色々文句を言ってる割には明らかに興奮してるので、やっぱりアンソニーホロヴィッツの書く小説は面白いってことですよね。あと、読後すぐにTwitterにつぶやいて消したけど、この小説のモリアーティからはめちゃくちゃ新茶を感じました。あのCV土師さんの新茶です。行動原理とか性格とかよく考えなくても違うのに、めちゃくちゃ新茶だったよ。なんでなんだろう?エフジオの新茶自体が「原作のはっきりしないモリアーティ像」の概念であるならば、「原作ではっきり語られていないモリアーティ像」こそがこの話のモリアーティの肝心要の部分なので、まぁ近いっちゃ近いのか。
事細かなホームズ像と(でも粗もたくさんある)永遠にぼんやりしたモリアーティ像……どちらもあってこそのシャーロックホームズの魅力ですね。
 

雑感

そこそこネットに親しんでいたら、誰でも一つや二つ「SNSやソシャゲ、又はネット上で企業から提供されている場で形成されたコミュニティが、どんどんだめになっていく雰囲気」というのを体験したことがあると思うんですよ。それは人がいなくなる過疎化だったり、無法地帯化でついていけなくなったり、資金難からくるサービスの低下だったり、ステマの横行、たんに自分と雰囲気が合わなくなった、改悪により使いづらくなった等々、いろんなきっかけで場に漂う雰囲気なんだけど、それまでが楽しかったサービスほど最初はその事を認めたくないし、はっきり自覚してもなかなかその「場」を諦めきれないものなんですよね。そして誰も悪くないんだよね。結局この手のネット上の場というのは、人が集まれば遅かれ早かれ同じ道を辿るんだろうなと思うし、逆に人が減っていっても、同じようにダメになっていく雰囲気を醸し出すんだろうなと思います。自分がダメだと思って脱落しても、世間的にはそれからいっときは流行るSNSとかもあるし。

それでなんの話がしたいかというとTwitterの話なんだけど、今Twitterの雰囲気が、ダメになってると言うわけではなくて、何というか怒りに満ちてるというか。このご時世なのでそうなるのも当たり前なんだとは思うんだけど、鳥が囀っていたかと思ってたのに、いつのまにか鳥のくちばしから炎吐いてたよ、みたいな感じです。と、個人的には感じます。

それこそ今までいろんなタイミングで変化してきたTwitterの雰囲気を体験してるので、今回もそれと同じと言われたらそこまでなんだけど、ほんとここって、こんなんだったっけ?という気がするんだよね。今までだめになる雰囲気には立ち会ったことがあるのに、怒りの炎の行方は想像がつかないというか。

あくまで私の印象なので、何が悪いとか言う話ではありません。ただ、もうみんなで蘇を作ってた去年の雰囲気とも全然違うんだよね……という感想です。わたしが受けた印象の話なので、それが正しいとか間違いだという話はいらないです。あくまで印象と感想の話です。

怒りの炎に巻かれたSNSがこれからどうなっていくのか。

あんまり考えたくないな……

 

今考えると、一時期どんどん人がいなくなっていって、誰もいなくなったのに人のいた形跡だけ残ってゴーストタウンみたいになってたmixiのあの頃って、なかなか詩的な状態だったんだな……寂しい気持ちにはなったけれど、火柱は見なくてよかったもんな。