2023年のこと 好きなバンドに出会った話

2023年のこと royalrepublicとの出会い編

 

 

去年の年が明けたくらいの文章を読み返すと、なんだか相当参ってたなというのが分かるのですが、なんだかんだFEエンゲージで盛り上がったりはしてました。

(そうそう、オタク関係のことだけ書いていきますね、私生活は色々あるような、ないような……なので)

それでもエンゲージに対する酷評を見かけて「なんだって!?」て心の中で憤慨していたり。今考えると、そんなに憤慨する事でもなかったんですが、どれだけ追い詰められていたかですよね。

SNSが、見たくないものが目に入ってしまう仕様になってしまっててつらかったり。それでいて、「見ない」という選択ができなかったり。自分は面白い二次が書けないって落ち込んだり、意味もなく心身の調子が悪かったり。まぁ、とても不調でした。あと心配ごとも色々あったから、不安も強かったな。ともかく自分がつまらない物に思えて、しょうがなかったんですよね。

 

そんな時に、3月の終わりだったかな?たまたまテレビでYouTubeを流しながら料理をしていたら、メタリカのバッテリーが聴こえてきて「お、メタリカのターン?」(家族がメタリカのチャンネルを見るからおすすめで流れてくる)と画面を見たら、赤いジャケットに真珠のネックレスを付けた男たちが演奏してて「え………?誰?」となったのがroyalrepublicとの出会いでした。

最初は「カバー上手いなこの人たち、フランツ・フェルディナンドみたいなバンドなのかな?」とか思いつつ、特に調べることもせずだったのですが、何度もおすすめで流れるから、ある日ちゃんと画面を見たんですよね。今考えたら、これが運命の別れ道だったと思います。その時歴史が動いた

歌っていたのは、私の二次元の好きなタイプと三次元の好きなタイプ、全てを兼ね備えてるような男性だったんですよ。こんな人いるの!?という衝撃が走りました。Xの本垢を消したから、今となっては振り返れませんが、あの時、私はちょっとどうかしている騒ぎ方をしていました。「名前も知らないけれど、結婚して!」とか呟いてました。アホ。

 

そんな出会い方をしたんだから、まぁ、他の動画も見ますよね。でもね、元々10代の頃からロックが好きだったけれど、色々あって距離を置いていたんですよね。だから、ハマる予感がするバンドを追いかけたりは避けてたんですよ。批評家やファンの界隈が苦手だから。だけどやっぱり好きなタイプには抗えませんでした。他の動画も見た、本人たちの曲も聴いた……めちゃくちゃ好きな感じの曲と上手い演奏とカッコいいパフォーマンス!

クールなベースになんかすごい気になるギター、びっくりするぐらいイケメンでめちゃくちゃ上手いドラマー、そして歌も姿もパフォーマンスもかっこいい、笑顔が素敵なボーカル。

もう完敗でした。ボーカルがお客さんにニッコリしたところで、もう後には戻れませんでした。

あなた達はだれなの!?

検索した!

日本語の情報が少ない!

英語の情報も取りに行く!

バンドの名前はroyalrepublic  ボーカルの名前はアダム。

彼らはスウェーデンのバンド!?

 

スウェーデンのバンドだと分かったとき、今まで通ってきた音楽の趣味が、好きだったものが脈々と自分の中に生きてると感じて、何とも言えない驚きがありました。自分が洋楽を追いかけるようになったきっかけは、ロクセットというスウェーデンのデュオで、本当に二人の歌が大好きで、10代の頃それはもう夢中になったんですよね。古いアルバムも買って、海外版のPVのビデオなんかも探して買ったりして、本当に大好きで。それからスウェーデンのポップスも結構聴いてたんですが、昔のロックのファンて、スウェーデンのバンドやポップスを馬鹿にする人が多くて、よく馬鹿にされてました。なので大人になってからは、あまり好きな音楽の話はしないようにしてたんですよね。

それだけではないんですが、ロックが好きでもファンやメディアから距離を置いていたのは、こういう人の趣味を馬鹿にする人がいがち、という理由もありました。

そんな大好きだった記憶と、苦い思い出のあったスウェーデンの音楽に、長い時を経てまた恋に落ちることになるとは。

そこからは、ともかくYouTubeで見られるPVやライブ動画を片っ端から見て、配信されている曲をしょっちゅう聴いてました。歌詞がふざけてたり真面目だったり、とんでもない下ネタだったりで面白いところも、好きになったところですね。

とあるアルバムが配信されているのがYouTubeミュージックだけだったのですが、そのアルバムを聴きたいがためだけに、YouTubeプレミアムに入会したという暴挙というか行動力。どうかしていたけれど、まぁ一過性のものだと自分でもどこかで思っていたんです……この頃はまだ。

ハマったばかりの頃はそういうものだと。

これはきっと長くは続かないものだろうと。

後に彼らのことをさらに知りたくなって、インタビューを聞いて、読んで、さらに大好きになることになるとは……まだこの頃は思ってもいなかったのでした。

この時点で4月末か5月頭くらいなのかな?忘れちゃったけれど、ただしっかりと覚えているのは、朝起きるのが楽しくなったのと、ドラマーが履いてるコンバースのハイカットが素敵だから、私も昔みたいにハイカットまた履こう!年齢は関係ないや!と、コンバースのハイカットを買ったことですね。元々大好きなものをまだ好きでも良いや!と、元気が出たのを覚えています。そしてここから、さらに色々な事が変わっていくのでした。

 

 

 

つづく